ラジオ離れの今

テレビ離れや車離れ・・そして【ラジオ離れ】と○○離れという言葉を耳にします。
確かに、スマホやYouTube・SNSなど情報を得る手段がどんどん増えている今の時代。
わざわざラジオをつけて耳を傾ける機会は、昔より少なくなったように感じます。
でも本当にラジオは”離れられている”のでしょうか?
実は、ラジオは静かに・・そして確実に「進化」しているんです。
ラジオはスマホの中へ

ラジオと言えば、聴きたい番組の周波数を合わせてダイヤルを何度も回したり、深夜になると他県のラジオ放送が流れたりとラジオあるあるがたくさんありますよね(;^ω^)
でも、今は周波数を合わせる必要はなく「radiko」や「Spotify」「Apple Podcast」などスマホ1台で好きな番組を聴ける時代になりました。
朝の通勤中にニュースを聴いたり、寝る前に心がホッとするトークを聴いたりと自分の生活リズムに合わせて聴けるようになったことで、ラジオは身近な存在になってきています。
昔は深夜ラジオを聴きたくても最後まで聴けなかった、もう一度このラジオ番組を聴きたいとカセットテープに録音した思い出もあります。
上手く録画できなかったときは悔しい気持ちでいっぱいでしたが、
今はラジオアプリに【タイムフリー】があることに感謝(*´ω`)
1週間限定ですが、それでも好きなラジオ番組が聴けるということは嬉しいです。
人の声が安心感を与えてくれるラジオ
SNSやYouTubeでの映像がある今の時代だからこそ、ラジオの「声だけ」という世界に癒される人も増えてきています。
パーソナリティの笑い声や、ちょっとした間やAIでも再現できない”人間らしい”ぬくもりがあります。
疲れた心に寄り添ってくれるのは、画面の向こうではなくスピーカーから聞こえる声だったりしますよね。どこか懐かしく、優しい時間がラジオには流れています。
広がるラジオの世界
ラジオとSNSが繋がることも増えてきました。
ハガキやFAXで番組の感想やリクエストを送ったりしていましたが、X(エックス)でリアルタイムに番組の感想を送れたり、ラジオ番組のアーカイブをYouTubeで配信したりと、かつての「一方通行なメディア」から「双方向で繋がる場」へと変わってきました。
リスナーの声が番組を動かし、パーソナリティとの距離が近くなる。そんな温かい関係が今のラジオの魅力に繋がってきているのではないかと私は思います。
まとめ:ラジオは”終わった”のではなく”進化している”
”ラジオ離れ”という言葉を聞くと、どこか寂しい響きがあります。
けれど実際には、ラジオは姿を変えてスマホやPC、車の中で私たちの生活の中に静かに寄り添ってくれています。
音声AIなどのテクノロジーが進んでも「声の力」は変わりません。
これからもラジオは、形を変えながら人の心を繋ぐメディアとなっていくと思います。
画面越しの情報があふれる今だからこそ、”声だけ”で伝わる温かさや、ゆったりとした時間が心を落ち着かせてくれます。
ラジオはもう古いメディアではなく、時代に合わせて姿を変えながら生き続け、これからも私たちの毎日により沿ってくれるでしょう。


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