初任者研修ってなに?取得方法から費用・就職に活かすまでを解説。

キャリア・転職

「介護の仕事に興味はあるけど、どこから始めればいいんだろう?」
「資格ってたくさんあるけどよく分からない・・」
筆者も、この介護の世界に入る前はまったく同じ気持ちでした。最初は工場勤務・事務職で働いて介護なんて縁がないと思っていました(;^ω^)

詳しい話はこちらから・・・。

転職活動の中で「介護職員初任者研修」という言葉を知り、「とりあえず、ここから始めてみよう」と介護の世界に入る第一歩となりました。

結論から言うと、この介護職員初任者研修は介護業界のスタートライン。
名前はすこし堅苦しいですが、「介護の基礎」を覚えるための研修です。
未経験でも安心して学べるよう設計されているので「介護やってみたいけど不安・・」という方にピッタリの研修です。

介護業界の今と必要とされる人材

今の日本は、65歳以上の方が人口の約3割を占めています。これからさらに増えていくので、介護の仕事はこれからも必要とされ続けます。

介護って「力仕事」というイメージを持たれがちですが、実際は奥が深いんです。

最初は筆者も、介護は力仕事だとずっと思っていました。

利用者さんの小さな変化に気づいたり、世間話を通して気持ちを和らげたりと、体を支える技術と同じくらいに、会話と気配り力が大切なんです。
初任者研修では、その両方をしっかり学べます。筆者も研修を受講した時、
「介護は、ただの作業じゃなく”その人の生活”を支える為なんだな」と実感しました。

介護職員初任者研修の内容

この介護職員初任者研修は、通学や通信講座を組み合わせながら130時間学びます。

  • 介護の基礎理念(尊厳・自立支援など)
  • 高齢者や障害のある方の理解
  • 身体介助(食事・入浴・排泄・移動など)
  • 認知症ケア
  • 医療との連帯や緊急時の対応
  • 記録やチームケアの方法

実技実習も多く、「ベッドから車いすへの移乗」「排泄介助(オムツ交換)」「入浴介助」などを体験します。最初はぎこちなくても、講師の先生や仲間と練習していくうちに自然と体が動くようになります。

個人的に印象に残っているのは”考えるケア”という考え方。
「この人にはどう支援するのが一番いいんだろう?」と常に考えることが大切だと学びました。これは、今の仕事でも本当に役に立っています。

取得方法と学び方の選択肢

介護職員初任者研修には、いくつかのスタイルがあります。

1・通学コース
・決まった日程でスクールに通う
・講師や仲間と一緒に学べる安心感あり
・集中して学びたい人におすすめ

2・通学+通信コース
・座学は自宅で学習、実技は通学で習得
・通学日数が減るので、忙しい人でも続けやすい

3・オンライン学習サポート
・eラーニングや動画教材で繰り返し学べる
・苦手分野を重点的に復習可能

短期間(1か月)でサクッと取得する人もいれば、3~4ヶ月かけてゆっくり学ぶ人もいます。
筆者は、通学コースを選びました。自分の生活スタイルに合ったものを選ぶのが一番いいですよね。

費用と助成制度

研修費用は5~10万円前後。スクールや地域によって異なります。キャンペーン割引や各種支援制度を利用することで無料で受講できるところもあります。

  • ハローワークの職業訓練
    無料で受講できる+給付金の支援あり。ただし、無料で受講するにはいくつかの条件があります。
ハロートレーニング(離職者訓練・求職者支援訓練)
  • 教育訓練給付金
    受講料の20~40%が戻って来る
  • 介護事業所の支援
    入職条件付きで会社が負担してくれるケースもあります。

就職・転職での強み

初任者研修の資格を持っていると、求人の幅が一気に広がります。
特に訪問介護では必須なので、資格の有無で採用されるかどうかが変わることも・・。

さらに、待遇面も違います。
無資格だとスタートが低めですが、資格手当で月1~3万円ほどプラスされることもあります。長期的には昇格や昇進にも繋がるので、早めに取得しておくと有利です。

面接では、「研修で学んだことをどう活かしたいか」を具体的に話せると好印象ですよ。
筆者は実習の経験もそうですが、祖母の介護も手伝っていたこと、安心するケアを心がけたいことを伝えました。
正直に言うと、就職するに当たっては最初どこの介護施設にするかリサーチも必要です。最初に行った介護施設では、同級生のお母さんが施設長だったのが驚きでした。そこで、介護の話を詳しく聞いたことでさらに介護に興味がわきました。5か所くらい事業所を回りましたが、一番印象が良かったのが最初に行った施設でした。とにかく明るく職員や事務所の雰囲気が良かったからです。
ここに就職して今では6年目になります。

将来のキャリアパス

初任者研修はゴールではなくスタートです。

  • 介護福祉士(国家資格)
  • ケアマネジャー(介護支援専門員)
  • 管理職・事業所運営
  • 認知症ケア専門士などのスペシャリスト

経験を積めばいろんな道が開けます。
ICTや介護ロボットの分野も広がっていて、昔よりキャリアの可能性はずっと多様になっています。

まとめ

介護職員初任者研修は介護の世界に入る最初の扉。
130時間という短い期間で、基礎から実技までしっかり学べるので、未経験からでも安心です。

  • 就職。転職に強い
  • 資格手当で収入アップ
  • 上位資格へのステップアップに必須
  • 家族介護にも役立つ

筆者自身も「まずここから」と受講したことが、今のキャリアに繋がっています。
もしあなたが介護業界に少しでも興味があるなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。
きっと新しい景色が見えてくれるはずです。

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