AMラジオとFMラジオの違いを知るとラジオがもっと楽しくなる話

雑学

はじめに

みなさんは最近、ラジオを聴いていますか?
私は毎日聴いています。
スマホやYouTubeが当たり前になった今でも、ラジオのあの“声だけの世界”には、不思議な温かさがありますよね。

ラジオにはAM放送FM放送の2種類が ありますが、私はなんとなく「AMはトーク、FMは音楽」ってイメージがあります。
実はそれぞれの仕組みや得意分野があって、しっかりとした理由があるんです。

この記事では、そんなAMとFMの違いを、紹介していきます。最後まで読むころには、きっと「ラジオって奥が深いな」と感じるはずですよ。

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AM放送ってどんなもの?

■ 振幅変調(Amplitude Modulation)の世界

AM放送は、電波の“振幅”を変化させて音を伝える方式です。ちょっと難しそうに聞こえますが、要は“波の高さを変えて音を乗せる”イメージ。

この仕組みのおかげで、AM放送はとても遠くまで届くのが特徴。山の向こうでも、海のそばでも、電波がまるで回り込むように伝わっていきます。

夜になると、遠く離れた放送局が聞こえてきたりするのもこの性質のおかげ。
私も子どものころ、深夜にダイヤルを回して遠い県の放送を拾ったときは、なんだか“つながった!”と感動したのを覚えています。たまに、ハングル語が聴こえたりします・・。これ覚えれば楽しいんだろうなぁ・・。

■ AMのメリットと弱点

AMの強みはなんといっても広い範囲に届くこと。災害時にも威力を発揮し、ひとつの局で広い地域に情報を届けられます。

ただ、雷や家電のノイズなど、電気的な影響を受けやすく、音質はややザラつき気味。高音域の表現も苦手です。

でもその“ノイズまじりの声”こそ、懐かしさを感じる人も多いのではないでしょうか。昔ながらのAMの音って、どこか人の温もりを感じますよね。

FM放送ってどんなもの?

■ 周波数変調(Frequency Modulation)の仕組み

FM放送は、“波の間隔”を変えて音を伝える方式です。波の高さではなく周波数の変化で情報を乗せるため、ノイズにとても強く、クリアな音が楽しめます。

FMといえば、やっぱり音楽。広い周波数帯域(50Hz~15,000Hz)で、人の声だけでなく、ギターの音やピアノの響きまでしっかり再現できます。

ステレオ放送にも対応しているので、左右のスピーカーから立体的に音が広がる感じ——まるでライブ会場にいるみたいです。

■ FMの特徴と弱点

FMの電波はまっすぐ進む性質があり、山やビルに遮られると届きにくくなります。そのため、遠くまでは届きにくいのですが、都市部では中継局が多く設置されているので、音質重視ならFMが断然おすすめ。

朝の通勤中に聴く音楽番組、休日に流す穏やかなトーク番組。どちらもFMの澄んだ音だからこそ、心地よく聴けるんです。

AMとFM、どっちがいいの?

AM放送FM放送
伝わり方広範囲・遠距離向き近距離・都市向き
音質ノイズに弱いが人の声に最適高音質・音楽に最適
災害時広域で情報伝達に強い明瞭で地域密着型の放送が可能
主な番組ニュースやトーク番組音楽・エンタメ

「情報を確実に届けるならAM」「音楽を楽しむならFM」——この使い分けがベストかも。

災害時にはどっちが頼りになる?

ラジオの真価が発揮されるのは、やはり災害時です。停電になっても、乾電池さえあれば情報を受け取れる——スマホが繋がらない時代でも、この安心感は大きいですよね。

  • AM放送は広い範囲に同時に伝えられるため、地震や台風などの広域災害に強いです。番組の途中でもすぐに緊急情報に切り替えてくれます。
  • FM放送は地域密着型。避難所情報や道路状況など“今この地域で必要な情報”を素早く届けます。

さらに最近では「ワイドFM」という仕組みも登場し、AM局の番組をFMでも聴けるようになりました。ノイズの少ないFM音質で、AMの内容が聴けるというハイブリッド方式。

総務省|放送政策の推進|ワイドFM|全国民放FM局・ワイドFM局一覧

これからのラジオはどうなる?

インターネットやAIの発達で、ラジオも進化を続けています。スマホアプリ「radiko」やポッドキャストを通じて、どこにいても全国の番組が聴ける便利な時代になりました。

でも、電波で聴くラジオの良さは、「リアルタイムで人とつながっている感覚」がありますよねー。SNSでの参加型のラジオもありますし・・・私はあまりやったことないのですが、SNS参加型だとそっちに集中しちゃって聴き忘れることが何度もあったんですよ(;^ω^)

誰かの声で笑ったり、励まされたり——そんな“人の温度”を届けるラジオの存在は、きっとこれからも残り続けてほしいです(/・ω・)/☆

まとめ

  • AMは「広範囲・情報重視」
  • FMは「高音質・音楽重視」
  • 災害時はどちらも重要で、ワイドFMが心強い

AMのノイズも、FMの澄んだ音も、どちらも大好きです。ラジオって、聞こえてくる声だけで“想像できる”世界。忙しい現代だからこそ、耳から広がるその時間を大切にしたいですね。

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